君の胎盤を食べたい
はじめに
『君の膵臓を食べたい』っていう映画、
衝撃的なタイトルでしたよね。
真相が分かると納得なんですが…
でも今回は映画のタイトルを間違えた訳ではありません。
猫の出産に関するお話をします。
猫の出産数
母猫が一度に出産する子猫の数は、
平均では4〜5匹と言われています。
少ない時には1匹だけ、多い時には10匹以上も産みます。
若い母猫や高齢の母猫は出産する子猫の数が
少ない傾向にありますね。
母猫のおっぱいの数は8つなので、
それを越してしまうと飲めない子が出てしまいます。
(かわいそうですね…)
君の胎盤を食べたい
母猫に出産の時が近づいてくると、
食べ物を受け付けなくなり、
ソワソワと落ち着きがなくなります。
そして陣痛が訪れ、1匹目の子猫を出産します。
子猫は羊膜に包まれた状態で生まれてきます。
母猫はこの羊膜を歯で破り、
子猫の鼻と口を舐めて、
呼吸が出来るようにします。
そうすると今度は、
子猫に付いているへその緒と胎盤を食べます!!!
初めてこれを知った時はビビりました…
トリビアの泉なら85へぇ〜くらいでしょうか(古)
これにはちゃんと理由があります。
母猫は出産で相当なエネルギーを使い、
また、子猫たちを世話しなくてはならないため、
栄養不足になりがちです。
栄養の含まれたへその緒や胎盤を食べる事で、
それを防ごうとするのです。
1匹の出産には30分から1時間ほどかかります。
10匹も産んだら大変な時間とエネルギーを使うので、
そりゃあへその緒や胎盤を食べたくなるってもんですね。
なめ猫
母猫は生まれた子猫たちを舐め続けます。
舐める事は毛の手入れだけではなく、
血行を良くし、新陳代謝を良くする働きがあります。
さらに、母猫が子猫たちを舐める事によって、
親子であるという事を認識し合う効果もあります。
親子のきずな、感動的ですね。